生徒さんの料理紹介 第23回



代々木公園教室の生徒のマスミさんがご自宅で作られた健康ごはんをご紹介します。
・・と言っても、今回はなんとかわいいワンちゃんのためのものなんです。
でも、よい食材を正しく調理して、毎日おいしくいただくことが健康な体を作ることには、人間も動物も変わりはないようです。



マスミさんは、かわいいコッカースパニエルの女の子モカラちゃんと暮らしておられます。
モカラちゃんは、マスミさんご夫妻の愛情を一身に受け、充実した楽しい毎日を送っていました。

そんな病気知らずのモカラちゃん、昨年乳がんをわずらってしまいました。
震災の時期とも重なってしまったものの、手術は無事成功。
今後、がんが再発することなく、また、元気で質の高い暮らしをさせてあげたいとの一心で、食事療法や薬膳を学び、モカラちゃんに毎日手作りのごはんを作ることに。

マスミさんにそう決意させたのは、パンちゃんのこんな言葉がきっかけだったそうです。
食材は食べるお薬です。食べたいなと思うもの、おいしいなと思うものは体へいい影響を与えるもの。
中国では良い食材を正しい調理方法でおいしく食べることこそが 一番の治療なの。」
それ以来、毎日良質のたんぱく質と季節の野菜のバランスのとれたおいしいごはんを食べているモカラちゃん、いまでは獣医さんにもびっくりされるほど元気に過ごしています。



さて、今回ご紹介するのは、マスミさん特製のわんこクッキーです。
パンちゃんの「魔法の粉(*)」に、ビタミンの宝庫であるナッツやミネラル豊富な黒砂糖になどを加えて焼き上げたもの。
クッキーの焼けるいいにおいに、モカラちゃんのぱっちりおめめが期待で輝きます。
このあと、大喜びでおやつタイムを堪能したのだそう。

ちなみにこのクッキー、パンちゃんと教室の生徒さんで一緒に試食したところ、ほんのりとした黒糖の素朴な甘さのある健康的な味わいで、人間のおやつにもなかなか好評だったのでした。
(*)パン・ウェイ著「女のからだには、薬膳が効く(マガジンハウス)」 P104に掲載の「ぬかごま粉」


15.Mar.2012