家庭の薬膳 第51回 ~ブロッコリー

ブロッコリーの味と性質


薬膳の考え方では、ブロッコリーの味は「甘く」、性質は「体を温める」という分類になります。

ブロッコリーの効能

ブロッコリーはキャベツの一種で、古くはローマ時代のイタリアで品種改良され食用されていたと言われます。
アメリカをはじめ世界に広まったのは意外に遅く19世紀以降で、日本には明治時代に伝わりました。
ブロッコリーは1年を通じて栽培されますが、旬は冬から晩春にかけて。
ビタミンCが特に豊富に含まれることから、抗酸化作用も高く、免疫力のアップやがん予防にも効果が期待されます。
ブロッコリーには、以下のような効果があるとされています。

■胃腸の強化
■胃の痛みや疲れ、胸やけを抑える
■肌荒れの緩和
■便秘の解消

ブロッコリーは葉野菜に比べて、茹でてもビタミンCが減りにくく、先端のつぼみ部分よりも茎のほうがその含有量は多いのです。
異なる食感を活かした調理法で、すべて余さず食べましょう。


このページの内容は、中国の昔からの民間療法や、年配の方から伝え聞いた話を基に構成しています。
病気やその他の疾患に、必ず効果があることを保証する訳ではないことをご了承下さい。

15.Feb.2015