家庭の薬膳 第37回 ~小豆

小豆の味と性質


薬膳の考え方では、クルミの味は「甘く」「酸っぱく」、性質は「温寒のどちらにも偏らず」かつ「毒がない」という分類になります。

小豆の効能

東アジア原産の「小豆」が日本に伝わったのは2千年ほど前と早く、古来より親しまれてきた食材のひとつです。
日本では、多くが和菓子の餡に用いられますが、中国の民間療法では、晩夏から秋に摂れる大豆は冬のむくみ予防の薬としてもおなじみです。

小豆には以下のような効能があるとされています。
■利尿作用
■疲労回復
■便秘の解消

小豆はビタミンB1を豊富に含むため、疲労回復にも効果的です。
また利尿効果があるため、腎臓や泌尿器系の疾患にもよいのですが、その効果が非常に高いため、大量に摂取することは避けたほうがよいです。
他にも中国では民間療法として胃もたれや下痢の緩和、それに小豆の持つ解毒作用を利用しての水虫の治療などにも用いられるなど、とても優れた効能を持った食材です。

小豆を使ったレシピはこちら


このページの内容は、中国の昔からの民間療法や、年配の方から伝え聞いた話を基に構成しています。
病気やその他の疾患に、必ず効果があることを保証する訳ではないことをご了承下さい。

15.Jan.2012