
にんじんの味と性質
薬膳の考え方では、梨の味は「甘く」、性質は「温寒のどちらにも偏らず」もしくは「少し体を温める」という分類になります。
にんじんの効能
にんじんの原産地はアフガニスタン周辺の中央アジアと言われますが、地中海沿岸の欧州や北アフリカのあたりでも古くから食べられていたようです。
私たちが普段食べているのは根の部分ですが、葉や種も食用や薬として使われてきました。
さて、にんじんには下記のような効能があると言われています。
■目の病気(夜盲症など)の予防
■眼力低下・目の乾燥の緩和
■咳を鎮める
■食欲不振・便秘の改善
にんじんには目の状態をよくするビタミンAが豊富に含まれています。
また、食物繊維も多く含まれているので、消化器官を整えるはたらきもあります。
寒さの厳しい北京など中国北部の民間療法では、特に冷えによる胃の痛みの緩和に用いられてきました。
羊肉と一緒に、にんじんと陳皮(みかんの皮を乾燥させたもの)、しょうがなどを使い、身体を温めながら胃腸の調子を整える料理を作っていただきます。
にんじんのβ-カロテンは油と一緒に調理すると体内への吸収がよくなります。
ただし加熱しすぎても栄養価が損なわれてしまうため、短時間で調理するのがよいでしょう。
また、多量の酢と一緒に食べると、にんじんの栄養がとりにくいと言われています。
店頭では一年中手に入りますが、本来の旬は冬。
これからの季節に、是非にんじんを取り入れた料理を召し上がってください。
にんじんを使ったレシピはこちら

このページの内容は、中国の昔からの民間療法や、年配の方から伝え聞いた話を基に構成しています。
病気やその他の疾患に、必ず効果があることを保証する訳ではないことをご了承下さい。

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