家庭の薬膳 第12回 ~ オクラ

オクラの味と性質


薬膳の考え方では、オクラの味は「塩辛く」「苦く」、性質は「身体の熱を取る」という分類になります。

オクラの効能



オクラには下記のような症状に効果があると言われています。

整腸作用
■疲労回復
■免疫力アップ
■糖尿病や動脈硬化の予防

オクラの独特のぬめりにはペクチンという食物繊維が含まれています。
食物繊維が豊富なため、整腸作用があり便秘や下痢の解消に効果があります。
中国の民間療法では、胃炎や胃潰瘍の予防と治療にも用いられてきました。
また病弱な方の便秘症や、お腹にガスがたまる場合にも効くと言われています。
ただし、胃が弱くて下痢ぎみの人は食べ過ぎないよう注意が必要です。

また、オクラにはコレステロールを減らす作用もあります。
その他にカルシウム・鉄・カロチンなどを豊富に含んでいるため、夏の疲労回復におすすめで、納豆などの良質のタンパク質と一緒にとると、特に効果があると言われています。
ネバネバの作用もあって夏の弱った胃腸の消化を助けてくれます。

オクラを使ったレシピはこちら


このページの内容は、中国の昔からの民間療法や、年配の方から伝え聞いた話を基に構成しています。
病気やその他の疾患に、必ず効果があることを保証する訳ではないことをご了承下さい。

16.Jul.2007