季刊・家庭の薬膳 季節のすこやか食養生

大寒の頃の食養生

毎年1月20日前後から、二十四節気の24番目の「大寒」にはいります(今年2013年も1月20日から)。
一年間を24の季節に分けた二十四節気の中で最後にくるのが大寒で、最も寒い時期にあたります。
厳しい寒さと乾燥で、体に負担がかかるの季節ではありますが、この時期に養生しておけば新しい一年を元気で過ごせると云われてきました。

大寒の頃は、内臓の中でも寒さに弱い腎臓の病気が生じやすいため、まずは体を冷やさないことを心がけましょう。
それから、腎臓に良いと云われる黒い食材を摂るのもよいでしょう。
黒い食材とは、木くらげ、黒胡麻、海藻類、きのこ類などです。

また、心臓の働きや血管の状態、血圧も寒さから乱れやすくなります。
血液をきれいにし、また腎臓の機能を改善するクエン酸の多い食材がおすすめです。
今が旬のみかんなどが、その代表選手です。

その他、血圧を安定させる乳製品や、血管を柔らかく保つナッツ類なども、この時期におすすめです。


このページの内容は、中国の昔からの民間療法や、年配の方から伝え聞いた話を基に構成しています。
病気やその他の疾患に、必ず効果があることを保証する訳ではないことをご了承下さい。

15.Sep.2013