季刊・家庭の薬膳 季節のすこやか食養生

霜降の頃の食養生

毎年10月24日からの半月程を「霜降(そうこう)」といいます。
朝晩の冷え込みが増し、朝露は霜に変わります。冬に一番近い秋の季節です。

秋には、乾燥を防ぐと同時に、粘膜を強くして炎症を防ぐことが大切です。
そこで意識的に食べると良いのが黄色い食べ物です。殺菌作用があり、免疫力を高めてくれます。
黄色い食べ物は、例えば、にんじん、かぼちゃ、菊花、柿、黄パプリカ、など。
菊花は、中国では不老不死の薬として使われてきており、特にこの季節は余分な熱をとってくれ、殺菌作用もあるため、積極的に摂りましょう。

また、秋葉これからやってくる冬に備えて体力作りをする季節でもあります。
きのこ類は食物繊維が豊富で、冬に向かう体調を整える働きがあり、ミネラルも豊富です。
舞茸、椎茸、しめじ、松茸と、特に旬を迎えるきのこ類を取り入れましょう。
ナッツ類には、ビタミンEやナイアシン、レスベラトロール、オレイン酸などが豊富に含まれ、動脈硬化を防ぐ効果や抗酸化作用などがあり体力作りに最適です。
中国では、旧暦の8月15日に月餅をたくさん食べる習慣がありますが、これは月餅を食べると家庭円満で万事順調に行くという言い伝えによるものです。
この月餅にはナッツ類がたくさん入っているので、この時期にはぴったりです。
ただし、元気がありまる陽の人は、陽が強まりすぎてしまうので鎮静作用のある緑茶か菊の花を一緒に飲んでくださいね。
また、ごまや松の実、くるみ、栗を料理に使ってみてください。秋の旬を取り入れることで、身体は自然に冬の準備をしていきます。



このページの内容は、中国の昔からの民間療法や、年配の方から伝え聞いた話を基に構成しています。
病気やその他の疾患に、必ず効果があることを保証する訳ではないことをご了承下さい。

05.Jan.2024