季刊・家庭の薬膳 季節のすこやか食養生

寒露の頃の食養生

毎年10月8日からの半月程を「寒露(かんろ)」といいます。
朝晩の冷え込みが強くなり、秋らしく感じる頃です。
耳に入る虫の鳴き声や目に映る植物の景色が変化してきます。朝露が冷たく感じる頃です。

秋は、肺が弱ります。乾燥によってまずは内臓が渇き、その後皮膚に現れます。
咳や痰、皮膚の赤みが出やすくなります。
中国の民間療法には「養陰潤肺(よういんじゅんぱい)」というものがあります。
これは、乾燥している季節にウリ系に代表される陰の食材で体の熱を取り、さらに肺を潤すことで養生します。
逆に薬味として使われる、生姜、唐辛子、ねぎのような身体を温めるものは乾燥させるので、大量に摂るのは控えます。
他にも揚げ物は身体を乾燥させるので控えた方が良いでしょう。
もしどうしても食べたいのなら、食べた後に水をたくさん飲んでください。
普段の2〜3倍飲めば多少緩和されます。

肺の機能を強壮する白い食材を選ぶようにしましょう。 大根、かぶ、らっきょう、玉ねぎ、などです。さらに、肺に潤いを与える白い食材としては、梨、蓮根、慈姑などがおすすめです。
乾燥する季節なので、普段より意識して水をたっぷり摂りましょう。
また、特に下半身を冷やさないように心がけましょう。
脚を出さずに防寒し、気管支炎に気をつけましょう。



このページの内容は、中国の昔からの民間療法や、年配の方から伝え聞いた話を基に構成しています。
病気やその他の疾患に、必ず効果があることを保証する訳ではないことをご了承下さい。

05.Jan.2024