季刊・家庭の薬膳 季節のすこやか食養生

処暑の頃の食養生

毎年8月23日前後に処暑を迎えます。
二十四節気の第十四番目の節季です。

厳しい暑さも峠を越した頃、昼間はまだ暑いのですが、朝晩は涼しい風が吹き始める気持ちの良い時期です。
また、秋の台風の季節の到来時期でもあります。

昼間は暑く、湿気も下がるこの時期、口や鼻、皮膚などの乾燥(「秋燥」)を感じます。
これら症状を緩和させるのはビタミンやミネラル、水分が豊富な食材です。
例えば、瓜系の野菜や大根などの白い野菜、トマト、梨、葡萄、柑橘類(陳皮)、バナナ、柿、パイナップル、棗、白木耳、蓮子、蜂蜜、海藻類、米、ゴマ、豆類と乳類などです。
一方で唐辛子や薬味、香料などの食材は控えめにしなければ、秋の乾燥症状は進んでしまいます。

処暑の養生には消化しやすく栄養価が高い食事が良いと言われます。
まだ暑気が残るため、食べ過ぎや、辛いもの、脂っこいものは控えないと消化不良をもたらしやすいのです。
処暑はまだ暑くて、乾燥もしている時期です。

もう一つ大切なのは肺を潤し、肺の機能を強化する食材です。
梨や百合根、蓮根、杏仁、長芋、白木耳、ハト麦、米、ハトムギの実、アズキ、牛乳などの白い食材です。

処暑は暑さと涼しさが入れ替わる時期。
日常生活でもそれに応じて調整する必要が有ります。
早寝早起きをし、昼寝もすることです。
昔から特に暑い時期は昼寝をする習慣があります。
処暑では昼間は暑く、朝晩は時々涼しく感じてる時期です。
昔からこの時期、足の冷え、特にへその周りの冷えは体の不調、胃腸の不調を招くと言われます。
就寝の時、特に気をつけてしっかり服を着ることです。


このページの内容は、中国の昔からの民間療法や、年配の方から伝え聞いた話を基に構成しています。
病気やその他の疾患に、必ず効果があることを保証する訳ではないことをご了承下さい。

15.Aug.2020