季刊・家庭の薬膳 季節のすこやか食養生

夏至の頃の食養生

毎年6月21日からの半月程を「夏至(げし)」といいます。
一年で最も、太陽が出ている時間が長い頃です。
暑さや体内湿気が溜まりやすく、だるさや疲れが現れたり、栄養失調や体内バランスが崩れが起こりやすくなります。

夏に美味しい食べ物の代表として、きゅうり、トマト、苦瓜、なすなどの夏野菜がありますが、
これらは全て、身体の熱を取り除く「陰(いん)」の食べ物なので、暑くて熱った身体を覚ましてくれます。

一方で、どこでもクーラーのある環境に慣れた現代人は、気づかないうちに身体が冷えていることがあります。
これでは、新陳代謝が悪くなるだけではなく、免疫力は低下し疲れやすくなり、肥満などの原因となってしまいます。
もし陰のものを食べる時は、薬味を含めて陽の食材と一緒に食べましょう。

この時期は昔から、「清暑・養心・安神」と言われてきました。
これは、夏の余分な暑さを取り除き、暑さによって心にかかる負担を養い、精神を安定させる、という意味です。
この言葉を思い出して、食材や献立を選んでみてくださいね。



このページの内容は、中国の昔からの民間療法や、年配の方から伝え聞いた話を基に構成しています。
病気やその他の疾患に、必ず効果があることを保証する訳ではないことをご了承下さい。

05.Jan.2024