季刊・家庭の薬膳 季節のすこやか食養生

春分の頃の食養生

毎年3月20日から半月程を「春分(しゅんぶん)」といいます。
昼夜の長さが同じになる日であり、自然界では動物たちが本格的に動き始め植物が花を咲かせ始める頃です。
日本中の桜が満開を迎えて本格的な春の訪れを感じます。
昼夜の長さが同じ季節ですから、食事のバランスも大切です。

学校や職場では新生活の始まりや生活の変化などもあり、出会いや別れも多い時期です。
心や身体が春の新生活での出会いと別れに慣れるためにも、睡眠時間をしっかりと保証し、水分と食事をしっかり摂り体調を崩さずに健やかに過ごしていくことが肝心です。

代表的な不調としては、昼夜の寒暖差が大きいため風邪をひきやすくなります。
また、肝経が本格的に弱くなるため、免疫力が低下し疲れやすく感じる時期です。腰痛や風邪、子供の伝染病を多発する時期です。
さらに、花粉症で頭痛や鼻炎に苦しむ人も少なくありません。
おばあちゃんはよく口癖のように、「春先の野菜をたくさん摂りなさい」と言っていましたが、これを花粉症の人が三年間実践したところかなり症状が軽くなりました。
春野菜の中でも、花粉症に良いセリ科の食物や紫蘇、菜の花、三つ葉、野ぜり、タラの芽、蕗のとう、山うどなどの山薬は特に粘膜を強くするのでおすすめです。
一方、避けた方が良いものは、温め過ぎたり冷やし過ぎる食事です。
どうしても食べたいときは、例えば、温める性質を持つ薬味や酒、大量のお酢類と、冷ます働きを持つ魚介類を合わせて摂ることが良いとされています。



このページの内容は、中国の昔からの民間療法や、年配の方から伝え聞いた話を基に構成しています。
病気やその他の疾患に、必ず効果があることを保証する訳ではないことをご了承下さい。

05.Jan.2024