家庭の薬膳 第22回 ~ 青梗菜

青梗菜の味と性質


薬膳の考え方では、青梗菜の味は「甘くて」「辛く」、性質は「体を少し冷やす」という分類になります。

青梗菜の効能

青梗菜は揚子江のあたりが原産地と言われています。
中国では何百年もの昔から食用として栽培されてきました。
日本で一般的に食べられるようになったのは、ほんの3~40年前からだそうですが、アクもほとんどなく調理しやすいので、今ではすっかり日本の食卓にもおなじみの青菜として定着しています。

さて、青梗菜には下記のような効能があると言われています。

■血液の循環をよくする
■うっ血や血管の膨張の緩和
■慢性の皮膚病の緩和

血管を正常にし、血の巡りをよくすることから、高血圧の人にもおすすめの食材です。
さらに解毒の作用もあり、免疫力も高めてくれるなど、なんとも優れものの野菜なのです。
ただし、体を冷やす作用がありますので、身体の冷えやすい人、特に胃の冷える人はあまりたくさん食べ過ぎないほうがよいようです。

青梗菜を使ったレシピはこちら


このページの内容は、中国の昔からの民間療法や、年配の方から伝え聞いた話を基に構成しています。
病気やその他の疾患に、必ず効果があることを保証する訳ではないことをご了承下さい。

01.Jul.2009