家庭の薬膳 第10回 ~ 大根

ほうれん草の味と性質


薬膳の考え方では、大根の味は「甘く」「塩辛く」、性質は「身体の熱を取る」という分類になります。

大根の効能

大根には下記のような症状に効果があると言われています。

■消化不良
■胃酸過多
■二日酔い
■咳・たん・のどの炎症を鎮める
■出血を止める
■ガンの予防

大根にはアミラーゼという酵素が含まれていて、その酵素が胃もたれや胸焼けをおこしにくくする作用があります。
また、大根に多く含まれるオキシターゼ酵素は発ガン性物質を分解する働きがあります。
焼魚のこげた部分には発ガン性物質が多く含まれますが、焼魚に大根おろしがそえられているのは、そんな理由があったんですね。
また、ビタミンCも豊富ですが、特に皮には中心部より2倍ものビタミンCが含まれます。
さらに、乾燥させた切干大根には、生の大根より、ビタミンB1、カルシウム、鉄分を多く含み、食物繊維やミネラル供給におすすめです。

さて、中国には昔から大根を使った民間療法が多く伝わっています。
気管支炎や結核、高血圧、糖尿病を患っている人に食べさせるとよいという説があります。
また、乾燥が激しくのどの痛みを感じることが多い季節ですが、そんなときには大根おろしに少し水を加えて飲むとよいと言われています。
冬には部屋で鍋物をすることも多いですよね。
換気を怠ると、頭が痛くなったり、少し気分が悪くなることがありますが、このときにも大根おろしを食べるといいのだそう。

ところで余談ですが、中国では大根と一緒ににんじん、鶏肉、きゅうり、山芋をあまり一緒には食べないほうがよいと言われています。
なんでもお互いの栄養の吸収を妨げるそうなのです。
でも特に毒になるわけではないのであまり気にしすぎないで、他にもいろんなものをバランスよく食べればいいのではないでしょうか。

大根を使ったレシピはこちら


このページの内容は、中国の昔からの民間療法や、年配の方から伝え聞いた話を基に構成しています。
病気やその他の疾患に、必ず効果があることを保証する訳ではないことをご了承下さい。

01.Jan.2007