家庭の薬膳 第9回 ~ ほうれん草

ほうれん草の味と性質


薬膳の考え方では、ほうれん草の味は「甘く」、性質は「身体の熱を取る」という分類になります。

ほうれん草の効能

ほうれん草には以下の効能があるとされています。

■貧血の改善
■慢性の便秘
■高血圧の改善
■痔の症状の改善

ほうれんそうはビタミンA・B・Cともに豊富な野菜で、特に鉄分がたっぷり含まれていることはよく知られています。
寒い冬にはあまり動かないため、どうしても身体の機能が低下しがちです。
そのようなときに鉄分を補給すると循環がアップするので、冬を元気に乗り切る身体作りに、ひと役買ってくれるというわけです。
寒い季節に旬を迎えるほうれんそうは、やはり冬に積極的に摂取したい食材なのです。

ところで、中国にはほうれんそうを使った民間療法がいくつか伝わっているので、そのうちのいくつかをご紹介します。
■高血圧やめまい、軽い偏頭痛に利くと言われてる食べ方です。
しっかりと茹でてからごま油で和えて、1日に2回食べると効果があります。

■ 油をあまり使わずに焼いてから、すりつぶすか細かくたたいて摂ると、軽い喘息の症状に効くそうです。

■ 中国では、葉緑素を毎日摂らないと目の機能が低下すると言われています。
目と肝臓のはたらきはつながっていると言われており、目を悪くすること(例えばパソコンや携帯メールなど)をしすぎると、肝臓に負担がかかり、逆にお酒の飲みすぎなどで肝臓が弱っても、目が見えにくくなるのだとか。目によいほうれんそうを食べることで、肝臓も健康に保てるというわけです。

ところで、ほうれんそうの根の赤い部分、皆さんはどうされていますか?
もし捨てているのなら、もったいないですよ。
この部分には栄養がたっぷり詰まっていて、なおかつ甘くておいしいので、是非食べるようにしてくださいね。

ほうれん草を使ったレシピはこちら


このページの内容は、中国の昔からの民間療法や、年配の方から伝え聞いた話を基に構成しています。
病気やその他の疾患に、必ず効果があることを保証する訳ではないことをご了承下さい。

02.Dec.2006