家庭の薬膳 第3回 ~ 金柑

金柑の味と性質


薬膳の考え方では、金柑の皮の味は「苦く」「塩辛く」、性質は「体を温める」という分類になります。


また、実の部分は「甘く」「酸っぱく」、性質は「体を温める」という分類です。

金柑の効能

金柑には以下の効能があるとされています。

■咳・痰を鎮める
■健胃・整腸の作用
■痛みやむくみを取る効果がある(種の部分)



金柑は中国原産のみかん科の果物で、みかんの中ではもっとも小さいものです。
日本では主に皮だけ食べますが、中国では皮も実もまるごと食べるのが特徴です。
「風邪がはやるとキンカンが売れる。」と言われ、古くから風邪の民間薬として知られています。
種や葉まで漢方薬として使用し、捨てる部分がないほど優秀な果物なのです。

金柑の皮の部分には、咳や痰を鎮めるはたらきがあります。
また体の免疫やウィルスに対する抵抗力を向上させるビタミンCがみかんの2倍も含まれています(特に皮の部分)。
体内の血液循環を良くし、ストレスを和らげる効果もあり、植物繊維も豊富で便秘の解消もしてくれるので美肌効果も期待できます。

ただ皮には少し苦味があるので、中国では金柑の皮とショウガ、シソの葉を煎じて、ハチミツと黒砂糖で甘く味付けしたものを作ったりもします。
これなら子供たちも喜んで飲むようになりますよ。

また寒さの厳しい中国の北部では、冷えのため胃腸の調子が悪くなることがあります。
その時には、金柑の皮とショウガ、花椒をすりつぶしたものをお湯で割って飲むと胃のはたらきをよくしてくれます。
こちらはかなり大人向けの飲み物ですね。

美容効果や冬の健康管理のために1日3~5個食べるのが理想といわれています。
パン・ウェイも子供の頃おばあちゃんから、毎日金柑をまるごと3個とりんご1個を必ず食べされられていました。 これで、風邪知らずでひと冬を過ごすことができたのだそうです。



このページの内容は、中国の昔からの民間療法や、年配の方から伝え聞いた話を基に構成しています。
病気やその他の疾患に、必ず効果があることを保証する訳ではないことをご了承下さい。

17.Jan.2006