うまいもん放浪記 特別企画 第17弾 ~ パンちゃんの台湾への旅



特別企画第17弾では、パン・ウェイが6月に訪れた台湾をご紹介します。
台湾には何度も訪れているけれど、そのたびに新しい味に出会える素敵なところ。今回は現地でいただいた、とびきりおいしいものの数々をご覧下さい。



まずは台湾料理のレストランでいただいた、一見普通のチャーハン(上左)。
ですが、台湾産の小エビ(桜えびにそっくり)が入っており、香り高くてめちゃくちゃにおいしいんです。
牡蠣のオイスターソース炒め(上中)は、小ぶりの牡蠣の濃厚な味はもちろんのこと、たっぷりのねぎや薬味までが牡蠣のうまみをまとって、とってもおいしい。
上右は、台湾風角煮のバーガー。甘めの角煮と高菜に似た漬物のしょっぱさのバランスが絶妙でした。


今回の台湾旅行で楽しみにしていたのが、福建省の名物料理「仏跳牆」。
友人に頼んで事前に予約してもらったおかげで、めでたくこの美味に出会えました。
そのおいしそうな香りに、肉食を禁じられている僧侶さえ、寺の堀を跳び越えてくる、というのがこの料理の名の由来だそう。
私も何度か「仏跳牆」を食べたことがありますが、こちらの店のものが今までで最高の味でした。
高さ20センチ程の壺の中からは、掘っても掘っても海と山の幸の数々が出てきます。
濃厚な味わいなのにしつこさがなく、うっとりするほどおいしかったです。
上右は、日本ではまずお目にかからない、豚の血を固めた「紅豆腐」の炒め物です。
豚の血と聞くとちょっと躊躇されるかもしれませんが、臭みもなく食べやすく、栄養もたっぷり。
キャベツや唐辛子の漬物やケチャップの酸味と相まって、不思議な味わいでした。


こちら(上左)は、ちょっと珍しい創作料理。
卵の殻を使った茶碗蒸しには、なんと世界の三大珍味といわれるキャビア、フォアグラ、トリュフが入っています。
お父様の代からの常連だという友人のはからいもあり、今回特別にシェフに作っていただきました。なんとも贅沢ですね。
そして次は四川料理のお店を訪れました。
揚げて飴がけにしたごぼうチップス(上中)は香ばしくて甘くて、ビールにもよく合います。
四川料理といえども、全てが辛いわけではないんです。
とはいえ、やはり辛いものは必須です。
四川の伝統料理「水煮牛肉」はうんと辛い!でもおいしくてやめられません。
とってもごはんが進むひと品でした。


台湾はどの店も味のレベルが高く、いろんな美味を満喫できましたが、この旅を締めくくるのは、友人の奥様とお母様の家庭料理です。
家庭料理とはいえ、その腕前は玄人はだし。
まずは、豚の角煮やしいたけ、竹の子、味つきのピーナッツなど具沢山の中華ちまき(上左)。
次回台湾を訪れた際には、ぜひ弟子入りさせて下さい、と頼み込んでしまったほどのおいしさでした。
上中は、台湾でしかとれない高級品の竹の子、「緑竹筍」です。
アクやえぐみがほとんどなく、梨のようなしゃきしゃきした食感が絶妙です。
「緑竹筍」本来のみずみずしさを味わうため、切ったそのままを刺身のようにいただきました。
最後は台湾の伝統の味、黒鯛の蒸し物(上右)です。
たくさんの薬味と一緒に蒸された白身魚は、あっさりしていますがうまみたっぷり。
連日の外食で疲れた胃袋をやさしく癒してくれるようでした。

15.Jul.2010