うまいもん放浪記 特別企画 第9弾 ~ おいしい紹興酒を探しに



うまいもん放浪記 特別企画第9弾は、中国の紹興への旅をお送りいたします。
この美しい古都に、はるばる紹興酒を求めてやってきました。



紹興は中国の東部に位置し、杭州にほど近い古都です。
最近はかなり都会化してきたとはいえ、まだまだ古い時代の面影を残す風情のある街なんです。
運河を行くのは、船頭さんが足でこぐ珍しい船です。
この街の名物のひとつで、観光客にも人気があります。


京劇と並ぶ中国の伝統芸能である越劇(yueju)は、この紹興が発祥の地と言われています。
京劇が男性のみによって演じられるのに対し、越劇は女性だけの歌劇です。
こちらの麗しい女性が演じているのは、男性の役です。


また紹興は、「阿Q正伝」や「狂人日記」などの作品で近代中国文学に名を残す小説家、魯迅の故郷でもあります。
これはその魯迅の生家の室内です。


さて、紹興という名を聞いて、まっさきに思い浮かぶのはやはり名産「紹興酒」ではないでしょうか。
今回、昔ながらの製法を受け継ぐ酒造会社の白塔醸酒を訪れました。
こちらの整然と並んだ蔵の中では、たくさんの紹興酒がゆっくりと熟成されています。


紹興酒を仕込む前の甕を天日干しにしているところ。
なかなかの壮観ですよね。


大甕の中で仕込み途中の紹興酒を見せてもらいました。
私たちを楽しませてくれるおいしいお酒になるまでには、まだまだ時間がかかりそうですね。
この酒造会社では、紹興酒はすべて昔ながらの手作業で作られています。
機械で作ると、どうしてもよい香りがでないのだそうです。


右はオーナーさんご本人に、詳しく説明してもらっているところ。
なんとわざわざ新しい甕を開け、20年ものの紹興酒とのブレンドを試飲させていただき感激!
日本から料理人の方がおいしい紹興酒を求めてこちらに来られることもあるんだそうです。
なるほど納得のおいしさでした!

15.May.2008